2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13750411
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
藤本 康孝 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (60313475)
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Keywords | シーケンス制御 / 有限体 / グレブナ基底 / 多項式非線形システム / 自動設計 / CAD / 信頼性 |
Research Abstract |
本年度は,前年度に開発したシーケンス制御系の自動設計理論を実システムに適用する際の問題点について考察を行った.具体的には,(1)提案システムの実装上の問題,。すなわち,実際にプログラマブルコントローラに自動設計した制御側を実装する際の問題と,(2)制御対象のモデルが不完全である場合の設計の問題,が挙げられる. (1)については,まず前年度開発したソルバを実システムに適用しやすいように改造し,IEEE61131-3プログラム言語の一つであるST言語へと変換するシステムを開発した.これにより.,自動設計した制御側を実際のプログラマブルコントローラに容易に実装できるようになった.また,昨年度から製作を継続していた模擬生産システム(ミニファクトリー)を完成させた.模擬生産システムは,二つの直動アームとハンド,三つのベルトコンベアから構成される最も基本的な搬送システムである.プログラマブルコントローラとこのシステムを用いて自動設計した制御系が正しく動作することを実証した. (2)については,制御対象の部分モデルしか得られていない場合の設計法について考察を行い,部分モデルで定義されている状態空間と入力空間の直積集合の補空間を禁止空間として制約条件に加えることで,この未定義空間を回避し,所望の動作を実現する制御則設計法を提案した. 以上の成果を電気学会論文誌D, IEEE Industrial Electronics論文誌,電気学会システム制御研究会,電気学会産業計測制御研究会にて発表を行った.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 藤本康孝: "離散時間多項式非線形システムの制御系設計法とシーケンス制御への応用"電気学会論文誌D. 122-D. 918-927 (2002)
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[Publications] Yasutaka Fujimoto, Takashi Sekiguchi: "Fault Tolerant Configuration of Distributed Discrete Controllers"IEEE Trans. on Industrial Electronics. 50. 86-93 (2003)
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[Publications] 中村聡, 藤本康孝: "大規模シーケンスプログラムの分散実現法"電気学会システム・制御研究会資料. SC-03. 19-24 (2003)
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[Publications] 藤本康孝: "制御仕様に基づくシーケンスプログラムの自動生成と故障検知"電気学会システム・制御研究会資料. SC-03. 29-36 (2003)
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[Publications] 藤本康孝: "制御対象の部分モデルに基づくシーケンス制御系設計法に関する一考察"気学会産業計測制御研究会資料. IIC-03. 111-117 (2003)
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[Publications] 藤本康孝: "シーケンス制御系設計のための部分モデル表現に関する一考察"第33回離散事象システム研究会講演論文集. (発表予定). (2003)