2001 Fiscal Year Annual Research Report
一方向結合した非線形連続時間システムにおける移流不安定性の抑制
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13750430
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Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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| Research Institution | Osaka Prefecture University |
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Principal Investigator |
小西 啓治 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90259911)
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| Keywords | カオス / 結合 / H∞ノルム / 制御 / 乱流 / CML |
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| Research Abstract |
代表者は、以前、離散時間力学系に生じる移流不安定現象を抑制する手法を提案していた。本研究では、この制御手法を連続時間システムに適用し、実システム(電子回路)での実験的検証を行うことを目的としている。平成13年度での実績を以下にまとめる。
1)一方向結合したLorenzシステムに生じる移流不安定現象を確認し、これを抑制する制御手法を提案した。
2)この結果を上海で行われた「カオスの制御と同期に関するシンポジウム」で発表し、さらに米国物理学会論文誌Physical Review Eで公表した。
3)一方向結合システムを電子回路で実装し、回路に生じる移流不安定現象を抑制する制御実験に成功した。
1)2)で用いた制御手法は、OGY法に基づいたものであり、層流状態の情報が必要であった。したがって、来年度はこの情報が不要な遅延時間制御法に基づいた手法を確立したいと考えている。また、3)については、現在、結果を吟味し、論文を作成している段階である。
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Research Products
(1 results)
