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2001 Fiscal Year Annual Research Report

形質転換植物を用いた二次壁ヘミセルロースの機能解析

Research Project

Project/Area Number 13760133
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

粟野 達也  京都大学, 農学研究科, 助手 (40324660)

Keywordsアラビノグルクロノキシラン / モノクローナル抗体 / ELISA法
Research Abstract

我々の研究グループでは主要な樹木ヘミセルロースのうち、広葉樹キシラン、広葉樹グルコマンナン、針葉樹グルコマンナンについてはすでにポリクローナル抗体を調製しており、本研究では針葉樹キシラン(アラビノグルクロノキシラン)を特異的に認識する抗体の調製を試みた。ヒノキ辺材より木粉を調製し、脱リグニンの後、アルカリ抽出によりヘミセルロース画分を得た。このヘミセルロース画分には目的とするアラビノグルクロノキシラン以外に少量のグルコマンナンが含まれていた。ヘミセルロース画分を陰イオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー二より精製した後、マンナーナゼ処理することにより、精製アラビノグルクロノキシランを得た。得られたアラビノグルクロノキシランをを酸加水分解してオリゴ糖を調製し、これをタンパク質と共有結合させて高原とし、抗体を調製した。
抗体の特異性をELISA法により確認した。アラビノグルクロノキシランをポリ-L-リシンを介してELISAプレートに固定化し、抗体の結合をマイクロプレートリーダーにより定量的に解析した。また、競合ELISA法により、各種競合物質との結合を定量的に解析した。その結果、調製した抗体はアラビノグルクロノキシランに特異的に反応し、広葉樹キシランには反応しなかった。
以上のように、抗針葉樹キシランモノクローナル抗体調製のための抗原設計と、特異抗体検出のためのスクリーニング系を確立することができた。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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