2001 Fiscal Year Annual Research Report
ブラジル・コチア産業組合中央会(1927-1994)資料研究
Project/Area Number |
13760163
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
山田 祐彰 東京農工大学, 大学院・農学研究科, 助手 (60323755)
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Keywords | コチア / 日系農協 / ブラジル / 移民 / 農業開発 |
Research Abstract |
本調査研究開始以来一年間、コチア産業組合中央会は清算手続きが進行中であるが、管轄地方裁判所の命令で非日系管財人が再び交替し、モジ・ダス・クルーゼスの組合清算事務所はサンパウロに移転した。これに伴い、調査対象資料も梱包されてサンパウロに搬送された。裁判所の了解を得て、新管財人立会いのもとに梱包の中身を確認したところ、幸いにして膨大な資料の大部分は無事であった。これらは、コチア産業組合月報および週報(1956-1993年)、監事会日誌(1961-1993年)、監事会議事録(1961-1993年)、理事会議事録(1964-1993年)、評議員会議事録および全評議員への配付資料(1984-1993年)、コチア産業組合年度別事業報告書および決算報告書(1940-1992年)、コチア産業組合統計年鑑(1958-1991年)、コチア産業組合営農団地概要、コチア産業組合地方事業所概要、その他各種委員会議事録、報告書、説明書である。まことに残念ながら、旧管財人の管理下で、1994年の組合解散前後の資料は全て紛失していた。現管財人は本調査に好意的であるが、今後いつまた交替させられるかも知れず、当方の懸念について相談したところ、学術調査のため清算に直接関係ない資料の譲渡を裁判所に請求するよう助言を得た。そこで、日本語とポルトガル語で書かれている資料の要約を作成し、管轄裁判所に譲渡を申請したが、裁判官が長期ストライキに入ったため審理が遅れており、現在待機中である。
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