2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13760177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
小松崎 将一 茨城大学, 農学部, 助教授 (10205510)
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Keywords | カバークロップ / 移植 / オーガニック / 栽培システム / ブロッコリ / 品質 |
Research Abstract |
有機栽培の指針では,土壌肥沃度管理においてカバークロップの利用を推奨しているが,これらを利用した有機栽培に関する研究事例は少ない.本研究では,有機栽培ブロッコリ生産において夏作のカバークロップの利用を検討した. 試験は,カバークロップの種類2水準(ヒエおよび黒ダイズ)にカバークロップの刈取方法2水準(草刈機による刈倒しおよびモワー刈)を組み合わせ,ブロッコリ苗を不耕起移植した.また,対象区として裸地のあとロータリ耕うん後移植する慣行区2水準(肥料ありおよびなし)を設定した. カバークロップとしてヒエを利用するとブロッコリの生育が促進され,収穫が早期化し,品質的にも高い生産が可能であることが示唆された.これに対し,ダイズでは雑草抑制作用は大きいが,慣行の施肥量では,害虫による欠株が多発し,かつ硝酸含有量も高い傾向をしめすなど,適正な肥沃度管理を導入することが望ましいものと考えた.
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Research Products
(1 results)