2001 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内外に分かれて存在するPancortin蛋白群の機能と意義の解析
Project/Area Number |
13770006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
永野 隆 福井医科大学, 医学部, 助手 (70272854)
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Keywords | 大脳皮質 / Pancortin / 遺伝子改変マウス |
Research Abstract |
大脳皮質に優勢発現することを指標に我々が単離したpancortin遺伝子はaltenativesplicingによって合計4種類の蛋白質をコードし、それらは細胞外で安定に存在するもの(細胞外型Pancortin)2種と細胞内で産生と分解が盛んに繰り返されるもの(細胞内型pancortin)2種とに分類できる。最近ニワトリおよびカエルの細胞内型Pancortinホモログが神経細胞の移動や分化を制御するとの所見が他グループから発表されたが、細胞外型Pancortinの機能については不明のままである。そこで我々は細胞外型Pancortinの機能を明らかにする目的で本研究においてその欠損マウスの作成を進めてきた。 細胞外型Pancortinの産生に必須と考えられるエクソンの翻訳領域を不安定化green fluores cent protein(GFP)cDNAと置換したノックアウトベクターを用意し、本年度は相同組換えされたES細胞クローンの取得を目指してスクリーニングを数回行った。これまでのところ組み換えクローンは残念ながら得られていないが、今後更にスクリーニングを続けると共に、ノックアウトベクターの改良も必要に応じ行う予定である。
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