2001 Fiscal Year Annual Research Report
上中咽頭癌における血清中遠隔転移決定因子の探求:放射線化学療法の最適化にむけて
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13770483
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西岡 健 北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (80271659)
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Keywords | 頭頚部腫瘍 / VEGF / Endostatin / 放射線治療 / FDG-PET |
Research Abstract |
頭頚部癌患者12名の血清を採取し、血管内皮増殖因子(VEGF)および血管新生抑制因子endostatinの放射線治療中の変化を観察した。それぞれEIAキットを用いcompetitive enzyme immunoassayにより血清濃度を照射前、照射中、照射後それぞれ測定した。またこれらの血清因子と腫瘍内ブドウ糖代謝の間の関連をみるため上咽頭腫瘍で治療前FDG-PETを施行した。照射前、照射1週間後、2週間後、照射終了時の血清VEGFの平均値は11.8ng/ml, 19.4ng/ml, 16.5ng/mlであり照射前に比較し照射中、照射後に高値となる傾向が得られた。再発は3例に認めその治療前VEGF値はそれぞれ9.8ng/ml、24.7ng/ml、18.1ng/ml(平均17.5ng/ml)であり、高い治療前VEGF値が再発と関連している可能性がある。照射前、照射1週間後、2週間後、照射終了時の血清endostatinの平均値はそれぞれ7.38、7.25、7.8.9、7.20ng/mlであり大きな変動は認めなかった。しかし再発をきたした上咽頭腫瘍一例で照射開始後より一定の減少傾向を認め、照射による腫瘍縮小との関連が示唆される。FDGの集積(SUV)の平均値は6.8であった。上咽頭腫瘍のSUVおよびVEGFの平均値はそれぞれ7.5、13.2ng/mlであり、両者の間に明らかな相関は認めなかった。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Nishioka T, Shirato H, Tsuchiya K et al.: "18FDG-PET/MRI/CT fusion-guided conformal radiotherapy for nasopharyngeal and oropharyngeal carcinomas : A different dose delivery based on Functional imaging"Int.J.Radiat.Oncol.Biol.Phys.. 51・3. 42-42 (2001)