2001 Fiscal Year Annual Research Report
一回大量照射によるオリゴデンドログリアのアポトーシスに関する研究
Project/Area Number |
13770776
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
栗田 浩樹 杏林大学, 医学部, 助手 (70262003)
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Keywords | Radiosurgery / Oligodendroglia / radiation / apoptosis |
Research Abstract |
本研究は、radiosurgery後のoligodendrogliaのアポトーシスと線量や照射体積との関係を定量的に解析し、その機序の一部を解明する事を目的とする。平成13年度は種々の線量でアポトーシスにより細胞死に至るoligodendrogliaの比率をTUNEL法により求めた。具体的には体重300gの雄Wisterラットを、ネンブタール麻酔下にラット用のstereotactic deviceに頭部を固定し、直腸温をモニター下に左側頭葉、並び左大脳半球に0,5,10,20,30,50,Gyの照射をそれぞれ36体づつ行い、3,6,12,24時間後にラットを6体づつsacrificeして灌流固定し、海馬(CA1,CA2領域)を囲む白質の面積およびグリア細胞数を算出し、照射後の単位面積当たりのGliaの各時点におけるglial cell lossを算出した。またTUNEL法を用いてapoptotic cellを染色し、各時点におけるapoptotic rate(apoptotic cell /total glial cell)を計算し、同時にTUNEL法とGFAP(astrocyteのマーカー)、CNP(oligodendrogliaのマーカー)の2重染色を行い、apoptotic cellがoligodendrogliaである事を証明した。平成14年度は引き続きこの減少が種々の神経保護剤で修飾しうるか、またp53免疫染色を行ってこの機序がp53によるものなのかを検証していく予定である。
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Research Products
(1 results)