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2001 Fiscal Year Annual Research Report

限局性腎細胞癌の分子生物学的予後規定因子解析

Research Project

Project/Area Number 13770866
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

光森 健二  秋田大学, 医学部, 助手 (10332529)

Keywords腎細胞癌 / LOH / tumor heterogeneity
Research Abstract

1臨床検体として、Study populationとして1989-91年にAustraliaのNew South Wales州で根治的腎摘除術をうけた全症例の内stage Iかつclear cell typeの腫瘍のうち130症例のパラフィンブロックが入手可能であった。
2これらについて病理学的項目としてGrade,AgNOR,腫瘍径を解析、Genetic factorとしてChr14qLOHを半定量的に検討した。
Chr14q LOHとしてはChr14q上の3つのサテライトマーカ(D14S588 ; 14q24.1,D14S 617 ; 14q32.2とD14S1426 ; 14q32.2)を用いた。
3解析手順としては腫瘍組織パラフィン切片より顕微鏡下に腫瘍組織を1カ所採取また正常腎組織をパラフィン切片の部位の異なる2カ所より採取した。これらの検体よりDNAを抽出し1症例より計3検体のDNAを得た。
まずこのうち2カ所から採取した正常DNAを用いたAIを求めた。理論的にはすべてAI=1であるはずだが実際にはばらつきがみられた。これをAIの測定上のばらつきとした。次ぎに腫瘍と正常DNAを用いたAIを求めた。このAIを正常検体間でのばらつきで補正することで腫瘍細胞中のLOH(を示す細胞の比率)の定量を行った。
4結果として症例によって腫瘍DNAでのAIには検体間でばらつきがありこれは腫瘍細胞中のLOHを示す細胞の比率が症例によって異なる可能性を示すものと考えられた。腫瘍化の後増大の過程で腫瘍中の一部の細胞があらたな遺伝子異常としてChr14qを欠失したものである可能性が示唆された。
現在LOHの程度と他の臨床、病理パラメータとの相関を統計学的に検討中である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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