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2001 Fiscal Year Annual Research Report

表面改質したチタンに対する骨芽細胞の接着動態

Research Project

Project/Area Number 13771164
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

山中 威典  広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (20325202)

Keywordsインプラント / オッセオインテグレーション / 表面改質 / チタン / 骨芽細胞
Research Abstract

より早期にオッセオインテグレーションを獲得する方法として,チタンの表面改質がトピックスとなっているが,現在のところ改質されたさまざまなチタン表面に対する骨芽細胞の接着は,光顕レベルで研究されているのみであり,接着動態に関する分子生物学的なメカニズムについてはまったく明らかにされていない.そこで本研究ではさまざまな改質されたチタン表面に対する骨芽細胞の付着,伸展,増殖,分化などの接着動態を接着タンパクに焦点をあてて,分子生物学的に解明することを目的として,研究を計画した.
削りだしチタンTi(Ra:0.35),ブラスト処理を施したチタンTi-R1(Ra:1.91),チタンプラズマコーティング処理を施したチタンTi-R2(Ra:3.4)を用意し,それぞれのディスクにヒト骨肉腫由来株化骨芽細胞(HOS)を播種し,COULTER COUNTERによる接着細胞数の測定およびマイクロプレートリーダーによる生細胞数の測定(MTS assay試験)を行った.
その結果,各試料における細胞接着率の比較においては,Ti-R2において最も良好な結果が得られ(85%),TiおよびTi-R1では明らかに低い接着率(26〜28%)であった.また,生細胞数の測定では,Ti-R2において最も高い吸光度(1.172)が得られたのに対し,TiおよびTi-R1では明らかに低い吸光度(0.487〜0.602)を示し,2倍の差が認められた.
現在,細胞伸展形態の観察(走査型電子顕微鏡:SEM)および細胞接着関連分子の局在の検討(レーザー共焦点顕微鏡)を行っており,今後分子生物学的検討を行っていく予定である.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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