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2001 Fiscal Year Annual Research Report

脳波Fmθの検出による睡眠中Bruxismの発現様相

Research Project

Project/Area Number 13771184
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionOhu University

Principal Investigator

木村 俊彦  奥羽大学, 歯学部, 助手 (70322386)

Keywordsブラキシズム / Fmθ / 自律神経 / 脳波 / 心電図 / マルチテレメータ / 実験的ストレス負荷 / CVRR
Research Abstract

睡眠時ブラキシズムと脳波Fmθとの関連を究明する第一段階として,実験的ストレス負荷におけるFmθの発現様相を検討した.被験者は成人男性5名とした.実験的ストレス負荷には内田クレペリンテスト(日本精神技研),ストロボスコープ(BS-300A,菅原研究所)による光刺激(0.45W,10Hz),Audio Signal Generater(AG-207,SANWA)による音刺激(5000Hz,100dB)を採用した.生体情報としては脳波と心電図を記録した.脳波はA2を基準電極としてFz部位からの単極導出法を行い,Fmθの判定基準は6〜7Hzの正弦波様のθリズムで背景脳波よりも明らかに高い振幅を有し,1秒以上持続するものとした.心電図の測定項目は心拍数とCVRRとした.実験プログラムは座位にて安静閉眼→実験的ストレス負荷→安静閉眼を各5分間とした.導出した脳波心電図はマルチテレメーターシステム,PowerLab/8sp(AD Instruments)を介して取り込み,Chart, HRVにて解析した.その結果,Fmθは内田クレペリンテスト,音刺激によりFmθは発現し,光刺激では発現しなかった.また実験的ストレス負荷時の自律神経系パラメータの変化としては、クレペリンテストにより心拍数の増加,CVRRの減少,光刺激によりCVRRの減少,音刺激では変化がなかった.さらに実験的ストレス負荷に関わらずFmθの発現時の心拍数,CVRRを安静時と比較したところ,CVRRでは有意差はなかったが,心拍数ではFmθ発現時に比較して有意に増加したことからFmθと交感神経機能との関連が示され,ブラキシズム発現に関与するといわれるストレスや自律神経活動とFmθとの関わりが明らかとなり,ブラキシズム発現因子を解明するためのパラメータとして有効であることが示唆された.

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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