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2001 Fiscal Year Annual Research Report

超音波診断装置を用いた舌骨運動解析の予見的研究

Research Project

Project/Area Number 13771281
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

石田 瞭  昭和大学, 歯学部, 助手 (00327933)

KeywordsビデオX線透視撮影 / 超音波診断装置 / 舌骨 / 2次元運動解析 / 咀嚼
Research Abstract

舌骨運動解析は、ビデオX線透視撮影(VF)によりルーチンに行われているが、本研究では操作が容易で生体為害作用がほとんど無い超音波診断装置(US)を使用することにより解析を試みた。
初年度は、USによる舌骨の描出画像解析の第1段階として、VFとUSを併用し、それぞれの舌骨画像データを1画面上に編集の上、同時計測を行うシステムを構築した。研究スペースは昭和大学歯科病院内のVF撮影室で、USは現有のポータプルタイプ(東芝SSA-320A)のものに標準コンベックス型プローブ(東芝PVG-366M)を接続して用いた。通法のVF側方撮影と同時に、顎下部にUSプローブを装着し、舌、舌骨の超音波像を抽出した。双方の画像データはビデオミキサー(FUTEK MX-1)により親画像をVF、子画像をUSとして1画面表示し、デジタルビデオテープ(Mini DV)にデータとして記録した。データはPC上で2次元移動計測ソフト2D-PTV(デジモ)を用いてVF、USそれぞれの舌骨運動の定量解析ができるようにした。
同システムを用いて、健康成人13名(男性6名、女性7名、平均年齢36.0歳)を対象に低/高濃度液体、プリン、粥、グミゼリーを咀嚼、嚥下している時の舌骨運動解析を行った。その結果、VF、USにおける舌骨運動の間には相関性がうかがえた。しかし、USはあくまでも舌骨運動の影を追尾しているに過ぎず、2次元データとして捕らえるためには、計測方法の改善が必要であった。また顎下部にUSプローブを固定したため、特に固形食物では咀嚼に伴って頭部が動き、解析上障害となった。
2年度はこれらの問題点を解決するとともに、USのみで舌骨運動解析を行う手法を確立する予定である。本研究は、平成13年9月26日付で昭和大学歯学部医の倫理委員会において承認済みである(申請番号 第2001-006号)。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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