2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13771351
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
角田 誠 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (10323453)
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Keywords | HPLC / 電気化学検出 / フローセル |
Research Abstract |
これまでに予試験的に作製したクーロメトリックフローセルを用いて、カテコールアミンとそれらの3-O-メチル代謝物の高感度かつ高選択的な同時分析系を構築した。作製したフローセルは、内径が0.5mmと細く、セミミクロカラムを用いた場合にも、カラム外拡散を最小限に抑えることが可能となった。生体成分の分析においても、100サンプル以上の分析が可能であった。これらの結果から、開発したクーロメトリックフローセルが、再現性、耐久性ともに優れたものであることが明らかになった。この分析系を用い、これまで不可能であったマウス血漿中カテコールアミン(ノルエピネフリン、エピネフリン、ドーパミン)とそれらの3-O-メチル代謝物(ノルメタネフリン、メタネフリン、3-メトキシチラミン)の定量が可能となった。必要血漿量は、20μlであり、薬物投与前後などのカテコールアミン類の変動を捉えることも可能となった。 次に、開発したフローセルを、カテコールアミンを基質としたCatechol-O-methyltransferase(COMT)活性測定に応用した。HPLC及びFIA(Flow-injection analysis)双方のシステムを開発することが可能であった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] M.Tsunoda, K.Takezawa, T.Yanagisawa, M.Kato, K.Imai: "Determination of catecholamines and their 3-O-methyl metabolites in mouse plasma"Biomedical Chromatography. 15. 41-44 (2001)
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[Publications] M.Tsunoda, K.Takezawa, K.Imai: "A method for catechol-O-methyltransferase activity using norepinephrine, an endogenous substrate"Analyst. 126. 637-640 (2001)
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[Publications] N.Aoyama, M.Tsunoda, K.Nakagomi, K.Imai: "A rapid assay method for catechol-O-methyltransferase activity by flow injection analysis"Biomedical Chromatography. (in press). (2002)