2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13771483
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Aichi Prefectural College of Nursing & Health |
Principal Investigator |
白石 知子 愛知県立看護大学, 看護学部, 助手 (60275154)
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Keywords | 情報伝達 / コミュニケーション / 援助技術 / 看護行為 / 言語情報 / 非言語情報 / 看護エキスパート / アクションプラン |
Research Abstract |
本研究は,看護活動における発話と行為の共起関係を分析することから,円滑な看護行為(援助の提供)を遂行するための条件を明らかにすることを目的としている. 平成13年度は,その基礎的なデータ収集のために,A看護大学4年次生(20名)を対象に実験を実施した.実験の期間は,平成14年2月28日から3月5日の休日を除く4日間であり,場所はA看護大学の実習室(在宅看護演習用の和室)を使用した.被験者の課題は,2種類の看護行為(移動の援助)を看護者として実施することである.一連の看護基礎教育を修了した4年次生が,基礎教育終了時点で習得している援助技術を,習得状況に応じて遂行できるように,被験者には,実習室に入室して初めて,実験の目的と,求められる課題内容とが実験者から伝えられた.被験者による看護行為の遂行状況は,3台のデジタルビデオカメラによって3方向から撮影され,デジタルビデオテープに収録された.現在は,ビデオテープに収録された被験者の課題遂行状況の分析を進めているところである. 今後(平成14年度)は,得られたデータの分析に加えて,さらに,看護エキスパート(具体的には,看護教員)による同実験の実施を計画している.基礎教育終了直後の看護大学4年次生は,看護のジュニアエキスパートであり,彼らの発話と行為の共起関係の特徴を明確化させるために,看護エキスパートに見られる共起関係についても分析し,両被験者群間において比較検討を実施する.
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Research Products
(1 results)