2001 Fiscal Year Annual Research Report
身体運動時の脳内情報処理過程における心理的構えの影響
Project/Area Number |
13780014
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平工 志穂 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (30302821)
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Keywords | 心理的構え |
Research Abstract |
心理的構えがスポーツ課題遂行時の脳内情報処理過程・パフォーマンスに与える影響について、人の情報処理プロセスの情報認知、中枢での記憶、判断、意思決定、動作操作の各段階について詳細に検討を行うため、 1.心理的構えと事象関連電位に関係する先行研究の検討と精査 2.ERP実験システム、分析システムの構築 を行った。 実験・分析システムについては、予告反応パラダイムを用いたボタン押し課題について、一連の刺激にフェイント刺激を挿入した際のERPが検討可能なものを作成した。本システムによって、CNV(随伴性陰性電位)、P300、Ne(ERN)などのERPを同時に測定することが可能となった。また、今回新たに16チャンネルのERP測定(モニタリングは8チャンネル分)、A/D変換、データ分析を同時に行うことが出来るようになった。また、SPSSパッケージを用いることによって、大量データの瞬時の分析が可能となった。 育休申請に伴い、平成13年9月3日廃止承認申請書を提出することになったが、本システムを用いて引き続き研究を進めていきたい。
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