2001 Fiscal Year Annual Research Report
理科及び総合的な学習の時間での利用に向けた環境教育に関する活動教材の開発
Project/Area Number |
13780105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
大鹿 聖公 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (50263653)
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Keywords | 総合的な学習の時間 / マルチメディア教材 / インターネット / 環境教育 |
Research Abstract |
1 資料・情報の収集 インターネット上で公開されている環境教育に関する各種基礎資料ならびに活動資料について情報の収集を行った。また、日本全国の博物館や科学館、動植物園などで行われている環境を主眼としたさまざまな取り組みの現状について、訪問し情報収集や活動状況の調査を行った。 環境教育に関する取り組みとしては、水質調査、大気汚染調査に関するものが多く、動植物の生態や分布に関する取り組みが少ないため、この領域を焦点とした活動を開発する必要性が高いことがわかった。 2 活動教材としての内容の検討 教材に取り上げる内容として,収集した資料やさまざまな情報から選択を行い、活動教材の内容を決定した。環境を扱う上で、理科の教師ばかりでなく、科学的素養や科学的な技能が習熟されていない理科専門外の教師でも取り扱えるような内容とした。そのため、科学的な基礎知識について、専門的な立場からだけでなく、比較的理解しやすい内容や項目を選択し、扱いが行いやすいものとした。 上記1に見られたように、動植物の生態や分布に関する内容が不十分であることから、この内容について、特に焦点を当て、検討することとした。 3 教材に取り入れる各種内容の検討ならびに映像及び画像の観察・記録 上記2で選択した活動内容や実験観察項目について、取り扱う内容にふさわしい、適切な映像や記録をデジタルカメラやデジタルムービーを用いて記録を行い、選択しつつある。選択した実験・観察について,実際に実験観察を行い,それらの映像や画像の記録を行っている。記録した映像や画像は順次、パソコン上に取り込み、画像データとして蓄積し、製作する教材の内容として利用する予定である。動植物の生態や分布に関する内容についての記録は短期間で行うことが困難であり、また、季節により制限を受けるため、継続的に行う必要があるため、次年度も継続して行う。
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Research Products
(1 results)