2001 Fiscal Year Annual Research Report
3次元仮想空間を利用した知的語学学習支援システムの研究
Project/Area Number |
13780122
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
岡本 竜 高知大学, 理学部, 助手 (60274362)
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Keywords | 知的CAI / 学習支援システム / 語学学習支援 / 3次元仮想空間 / 概念知識ベース / オーサリングシステム / マルチモーダル / 自然言語対話システム |
Research Abstract |
現在の仮想空間の構築技術は,現実感のある物理的空間を表現し,視覚的な教材提示を行うための有力な手段となっている.特に,仮想空間に対する操作性の高さは,従来,2次元的な静止画や動画による固定的な視覚教材を用いる語学学習支援システムでは,十分に実現でされていないシステムと学習者間の高度な相互主導性を実現できると考えられる.そこで本研究では,仮想空間を利用した動的な状況提示環境を用いて,システムと学習者が相互に状況を変化させながら,様々な言語的コミュニケーションを行う知的語学学習支援システムの構築を行った. 平成13年度は,主に仮想空間の構成要素と各要素間の関係に関わる概念記述モデルの考察とデータベース化を中心課題として,学習支援システムの実装に向け以下の手順で研究を進めた. (1)状況の構成要素に関する概念知識ベースの構築 仮想空間の各構成要素や構成要素間の関係,また振る舞い等に関する知識は,各オブジェクトに関する概念的知識として記述することができる.この様な事物の概念を系統立て知識ベース化して利用する方法論は概念オントロジによるアプローチともよばれている.本研究では,各種のEDR電子化辞書の大規模データを利用した,概念記述方法を検討し,専用のサーバマシン上に仮想空間概念知識ベースの構築を行った.また,この概念知識ベースの構造を活かし,仮想空間用の状況を解析することで,任意の言語表現による問い合わせに対して応答するための機構を実装した. (2)仮想空間と概念知識ベースの連携による状況生成・変更方法のモデル化 仮想空間上に生成される状況を対象として,学習に必要となる各種の対話を教育的に行うためには,状況を解析するだけでなく.ある目的にしたがって,状況を生成・変化させることが必要である.これらを実現する為,本研究では言語表現を入力として仮想空間の内部表現を変化させる生成アルゴリズムを考察し試作を行った.
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Research Products
(1 results)