2001 Fiscal Year Annual Research Report
コーパスを活用した英語表現活動支援ツールとカリキュラムの開発
Project/Area Number |
13780157
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Gifu National College of Technology |
Principal Investigator |
柴田 純子 岐阜工業高等専門学校, 一般科目(人文), 講師 (20270259)
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Keywords | 英語教育 / コーパス |
Research Abstract |
1.予備調査:インターネットをコーパスとして利用した英語ライティング指導 予備調査として、インターネヅト上の検索サイトのテキスト検索機能を利用したライティング指導を行なった。その結果、(1)「学生が興味を持って意欲的に取り組む」(2)「自己紹介など、定型表現に関しては豊富な文例がみつかる」という利点がある一方、(3)「自分の感情を表すなどの検索語の設定しにくい表現には使用が困難である」(4)「学習到達度の底い多くの学生は検索結果の膨大な英文から必要な英文を探し出すことが容易でない」ことが明らかになり、そのまま教材として利用することは困難であることがわかった。 2.学生からのコーパスデータ収集とそれを利用した英語ライティング指導 学生にライティング課題を与える一方、その課題に使えそうな英文をインターネットや電子メールを使って取材したデータを提出させ、データベース化してライティングの参考とさせた。課題提出後の調査によると、85%の学生が、「自分のいいたいことを英語にするとき、和英辞典などで提示されるような単語の形よりも、文、もしくはフレーズで提示された方が理解しやすい」と回答した。 3.サーバの準備と検索ブログラムの開発 利用者がコーパスデータから必要な英語表現を調べる方法は、キーワードを検索する方法と、カテゴリー分けされた見出しから調べる方法を試みたが、データの量が少ないと前者は効率が悪く、多いと後者は効率が悪いことが明らかになった。両者の長所を生かした検索システムを現在開発中である。
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