2001 Fiscal Year Annual Research Report
人獣共通感染症としての伝達性海綿状脳症に関する調査研究
Project/Area Number |
13800006
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
加藤 進昌 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (10106213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命研究科, 教授 (90012781)
毛利 資郎 九州大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40117271)
岩城 徹 九州大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40221098)
橋本 大彦 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (90292911)
有村 公良 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (20159510)
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Keywords | 牛海綿状脳症 / 新変異型CJD / 人獣共通感染症 / サーベイランス |
Research Abstract |
本研究は、新変異型プリオン(PrPSc:スクレイピー型プリオン)が原因と考えられるヒト海綿状脳症について、諸外国の医療機関・政府機関における、1)感染予防対策、2)発症機序解明、発症予防、診断、検出方法の開発動向、及び関連する基礎研究、3)発症者への対策、及び関連する基礎研究、についての調査研究を行うことを目的とする。具体的には、各国における行政上の施策の現状、その根拠とされている研究結果、及び各機関における研究の現状などについて、文献的検討と実地の訪問調査を行うことを目的とした。これに基づき、平成13年度には、フランスについては、牛海綿状脳症(BSD)の検出薬を製造しているBiorad杜で、検出薬の開発状況、ヨーロッパ各国でのBSDの今後の発生見通し、現在の検査態勢の問題点などの聞き取り調査、フランスCJDサーベイランス委員長からフランス国内での新変異型CJDの発生状況とそれへの対応の聞き取り、CJD患者の神経病理を検討しているサルペトリエール病院では、新変異型CJD患者に関する疫学的特徴の聞き取り、イギリスでは、ロンドンのCJD専門病院への訪問、エジンバラの研究施設での発症予防研究の現状についての聞き取り、アメリカでのプリオン研究者との意見交換を行った。フランスでの聞き取り調査の内容については、日本国内の医学雑誌に掲載予定である。
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