2002 Fiscal Year Annual Research Report
芸術・文化政策立案のための統計指標の開発と体系化に関する研究
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13800007
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Research Institution | Japan Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
若松 美黄 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (60114154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺崎 康博 東京理科大学, 経営学部, 教授 (90136622)
松田 芳郎 東京国際大学, 経済学部, 教授 (30002976)
根木 昭 長岡技術科学大学, 工学部計画・経営系, 教授 (90242461)
有馬 昌宏 神戸商科大学, 商経学部, 教授 (00151184)
周防 節雄 神戸商科大学, 商経学部, 教授 (90162841)
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Keywords | 文化芸術統計 / 生活時間・生活行動調査 / 芸術家調査 / 芸術団体調査 / 学生芸術受容調査 / 統計体系のモデル化 |
Research Abstract |
1.文化芸術関連の政府統計の編成は、日本は欧米諸国と比較して著しく遅れているだけでなく、既存の調査を文化芸術統計として再編集する視野が欠けていた。これまでの既存の日本の政府統計を再検討する作業を行い、主要時系列をデタベース化して、5分野に亘って二種類の調査により1361人を回収した(回収率20.2%)。 2.日本の統計調査中一番関連の深い生活時間・行動調査である生活基本調査である社会生活基本調査の個票利用の目的外利用申請を実施し、集計解析を行った。その結果、芸術行動への動態的参加と鑑賞等の受動的参加の関係を明らかにした。鑑賞行動は、家族・学校等で、一緒になることが多い。またクラシック音楽等については、学校教育の影響が大きいことが明かとなった。 3.過去3回5年間隔で実施した芸術家調査・芸術団体調査・学生芸術受容調査の15年間の調査結果の時系列整備の作業を行い、学生調査においては一次調査として3.896の回答を得ている。 4.これらの調査に基づいて、経済学的・社会学的分析に活用しうるべき統計体系のモデル化の検討を行っている。
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