2001 Fiscal Year Annual Research Report
室内空間におけるカビ等真菌類汚染の調査と地球環境に配慮した殺菌防黴法に関する基礎研究
Project/Area Number |
13800008
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Research Institution | Independent Administrative Institution National Institutes for Cultural Heritage Tokyo National Research Institute for Cultural Properties |
Principal Investigator |
佐野 千絵 独立行政法人文化財研究所, 東京文化財研究所・保存科学部, 室長 (40215885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木川 りか 独立行政法人文化財研究所, 東京文化財研究所・保存科学部, 主任研究官 (40261119)
堀 雅宏 横浜国立大学, 教育人間科学部建築学科, 教授 (60017978)
岩田 利枝 東海大学, 第二工学部・建築工学科, 教授 (80270627)
青木 睦 国文学研究資料館, 史料館, 助手 (00260000)
山野 勝次 (財)文化財虫害研究所, 常務理事(農学博士)
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Keywords | カビ / モニタリング / 文化財 / 公共空間 / 浮遊菌 |
Research Abstract |
1.第1回研究会 題目「カビ-ある大きさで重さのある物体の気中挙動」のもと、研究協力者による2講演を基礎として、カビの気中挙動に関する実証的研究の進め方について打ち合わせを行った。(日時 平成14年2月12日(火)、於:東京文化財研究所 地下会議室、参加者数 30名) プログラム1「ある大きさで重さのある物体の気中挙動のシミュレーション」 加藤 信介(東京大学生産技術研究所・計測技術開発センター・教授) プログラム2「室内空間における汚染物質のモニタリング-室内空気汚染物質の時間変動と空間分布について」 池田 耕一(国立公衆衛生院・建築衛生学部・部長) 2.室内環境評価の指標を得るために適した真菌類等汚染調査手法を確立するため、浮遊菌測定法の比較検討を一般公開中の図書館書庫内でおこなった。また、収納書物の真菌類等汚染状況についても採取・検討した。その結果、付着菌と浮遊菌濃度間にはまったく相関がないことがわかった。 3.薬剤に頼らない防黴法では防ぐことのできない事態が発生することを前提として、殺菌防黴に用いる薬剤に関する基礎研究を行った。本年度は消毒薬剤とその投薬方法について、基礎情報を収集した。
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