Research Abstract |
1.ジェンダー統計データベースの構築。2002年度中に独立法人国立女性教育会館(NWEC)における「ジェンダー統計に関する調査研究」プロジェクトに研究分担者10人中の7人(座長:伊藤,委員:福島,大竹,藤岡,芳賀,天野,斉藤,オブザーバー:粕谷),7回の研究会を開き,NWECの「女性と家族に関する統計データベース」の改善方向をまとめた。 2.同じく,上記のNWECでの研究プロジェクトにおいて,(1)ジェンダー統計リーフレットを作成し,(2)NWECの『統計にみる女性の現状』(隔年発行)の抜本的リニューアル作業を進めた。2003年出版予定(ぎょうせい)。 3.研究分担者・協力者の研究。(1)科研費研究会を独自に3回開き,各回に研究報告があった。報告者は(1)伊藤純,(2)粕谷美砂子,(3)官坂順子,(4)水崎富美・橋本紀子,(5)伊藤陽一,(6)藤岡光夫,(7)水野谷武志,(8)大竹美登利。(2)経済統計学会全国総会(02年9月)のジェンダー統計関係セッションで報告した。報告者は(1)芳賀寛,(2)斉藤悦子,(3)福島利夫,(4)天野晴子,(5)大竹美登利,(6)橋本美由紀,(7)小野寺剛,(8)杉橋やよい,(9)粕谷美砂子。 4.研究会・学習会等の講師。(1)NWECの「女性学・ジェンダーフォーラム」(8月23日)の「ジェンダー統計セッション」で伊藤陽一,大竹美登利,天野晴子がパネリストをうとめた。(2)天野晴子が,JICA・参画局の途上国政府関係職員のセミナーで「ジェンダー統計」のクラスを担当した。(3)伊藤陽一が,(1)大阪女性協会の「ジェンダー統計学習会」講師,(2)厚生労働省でのジェンダー統計勉強会」講師をつとめた。 5.内閣府男女共同参画会議専門調査会での委員活動。伊藤陽一が,2002年10月から男女共同参画会議苦情処理・監視専門委員会の委員を毎月の会議で,特に日本政府の統計活動におけるジェンダー統計視角のメインストリーミングをめざす論議に関与した。伊藤は10月と03年2月の会議で報告をした(参画会議ウエッブサイト参照)。 6.科学研究費プロジェクトとして,02年度には,『ジェンダー統計文献集成』No.2,No.3を編集・発行し,2年間にわたるプロジェクトの『最終報告書』に関係論文を掲載し研究分担者・協力者の2年問の活動を示した。
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