2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13837033
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
熊田 一雄 愛知学院大学, 文学部, 助教授 (60301628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学部, 助教授 (50196135)
金子 珠理 天理大学, 付属おやさと研究所, 研究員
伊藤 公雄 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00159865)
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Keywords | 宗教 / ジェンダー / 実証研究 / 女性学 / 男性学 / セクシュアリティ論 / 既成教団 / カルト |
Research Abstract |
今年度は、2年間計画の初年度につき、研究代表者・研究分担者3名・研究協力者4名の全員が、各自の研究分担テーマの実地調査に従事した。2年間計画の中間報告会として、2001年度10月26日終日にわたって研究関係者全員が集合し、天理大学おやさと研究所において、各自が研究報告を行い、合評会を開いた。報告テーマは、研究代表者の熊田一雄が「内観サークル運動における男性性の諸問題」、研究分担者については、伊藤公雄が「プロミスキーパーズをめぐって」、金子珠理が「天理教における里親制度の文化的・社会的基盤とジェンダー」、桜井義秀が「カルト問題とジェンダーの周辺」、研究協力者については、薄井篤子が「宗教におけるグローバル/ジェンダー・ポリティクス」、中西尋子が「統一教会への入信と信仰生活」、猪瀬優理が「『主婦』にとってのものみの塔聖書冊子教会の魅力とは何か?」、日比野由利が「女性信徒の組織化-教団における官僚機構の創出とジェンダー」、というものであり、合評会では活発な議論が行われた。この他に、類似のテーマで、熊田・薄井が日本宗教学会で、桜井が国際宗教社会学会で、それぞれ口頭発表を行った。また、それぞれの研究課題に関連したテーマで、熊田が1本、金子が2本、日比野が2本、学術誌に別掲のような論文の発表を行った。総括すれば、初年度ということであり、来年度における研究の完成を目標として、各自お互いの研究方法・内容に批判を加えあうことに重点がおかれた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 熊田 一雄: "AC・異邦人・ブーバー-「見捨てられ」感覚をめぐって"アディクションと家族. 18-4. 570-576 (2001)
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[Publications] 金子 珠理: "社会福祉とジェンダー(6)"グローカル天理. 2-10. 11 (2001)
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[Publications] 金子 珠理: "社会福祉とジェンダー(7)"グローカル天理. 2-12. 14 (2001)
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[Publications] 日比野由利: "共依存と女性"現代社会理論研究. 11. 162-175 (2001)
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[Publications] 日比野由利: "宗教フェミニズム的理解を目指して"社会学論考. 22. 129-150 (2001)