2002 Fiscal Year Annual Research Report
育児をめぐるジェンダー関係とネットワークに関する実証研究
Project/Area Number |
13837040
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Research Institution | Hagoromo Gakuen Junior College |
Principal Investigator |
木脇 奈智子 羽衣学園短期大学, 人間生活学科, 助教授 (00280066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮坂 靖子 奈良女子大学, 生活環境学部, 助教授 (30252828)
冬木 春子 三重短期大学, 生活科学科, 助教授 (60321048)
斧出 節子 華頂短期大学, 生活学科, 助教授 (80269745)
大和 礼子 関西大学, 社会学部, 助教授 (50240049)
山根 真理 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20242894)
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Keywords | 子育て / ジェンダー / ネットワーク / 父親 / 母親 / 育児不安 |
Research Abstract |
平成14年度の本研究の研究実績は以下の通りである。 4月〜5月:前年度に作成した質問紙調査の予備調査を行い質問項目を精査した。 6月:質問紙調査票と回収用封筒を印刷。同時に奈良市の保健所に著調査報告依頼を行う。 7月〜9月:奈良市の1歳半と三歳児検診において質問紙調査票を配布(週二回)。 10月:郵送にて回収(夫と妻で343票。回収率35%)。 11月:コーディング、データ入力およびプログラミング。 12月:データクリーニング。 1月以降:各自がデータをシェアし、分担したテーマに従って分析・報告書を執筆した。 報告書の章立ては以下の通りである:第1章調査の概要、第2章育児ネットワークと性分業意識、第3章育児・家事と夫婦関係、第4章男性の家庭志向・仕事志向、第5章男性の職業と家庭の両立、第6章父親の育児ストレス、第7章妻のライフコースと夫の育児参加、第8章母親規範意識と育児不安、第9章21世紀育児の20世紀育児からの変容、資料1.アンケート調査依頼状、資料2.質問紙調査票・単純集計結果(英訳添付)、資料3.自由記述から 本調査の特徴は、(1)育児ネットワークをジェンダーの視点から分析したこと、(2)これまで焦点が当てられてこなかった「父親の育児不安」や「父親の家事・育児・仕事の両立」について考察している点である。これらの生データを一層読み込み各自が論文にしていくことで、当初の目的が相当程度達成されていくと思われる。
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