Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 正一郎 国文学研究資料館, 複合領域研究系, 助教授 (50218616)
武井 協三 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 教授 (60105567)
堀川 貴司 鶴見大学, 文学部, 教授 (20229230)
鈴木 淳 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 教授 (40162953)
柴山 守 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (10162645)
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Research Abstract |
1.研究総括:海外共同研究者の協力を得,5年間の研究成果の総括を行った. 2.システム研究成果:京都大学にポータルサイトサーバを置き,科研費終了後の資源継承と共有化を進めた.源氏物語等の古筆切のアノーテーション研究を進めるため,コラボレーションシステムの機能強化を計った.一方,資源共有化のためのシステム環境の整備を行い,他研究機関とのデータベース連携を進めた. 3.コンテンツ研究成果:イタリア,フランスを中心とした海外の日本文学研究ディレクトリの構築を進め,情報提供を促進した.また,アジア地域の研究ディレクトリの収集と発信を進めた.日本文学コンテンツ形成を重点的に進めた.例えば,奈良絵本(11作品)のフルテキストの翻刻を行い,画像ページデータとの直接対比が可能なデータベースを構築し,公開した.また,源氏物語や連歌関係の定評のある古筆切を購入し,画像データベース化すると同時に,注釈翻刻などのアノーテーションを行う国際コラボレーション環境の構築を行い,実証実験を行った.さらに,日本古典文学本文データベースでは作品のXML化を推進し,DTD,XML,SGML,KOKINルール,プレーンの各データ,並びに原本ページ画像データとの対比が可能な総合データベースを構築し,公開した. 4.評価とまとめ:研究の総括のため,9月にイタリアにおいてXXIX CONVEGNO di AISTUGIA (Associazione Italiana per gli Studi Giapponesi)会議(第29回イタリア日本研究学会会議)との共催で,日本文学国際研究集会(ICJS:International Collaboration for Japanese literary Studies Conference)を開催した.各国の研究者とのコラボレーションにより,基本的な情報の収集,整理.公開を目指し,各国に研究拠点を置くなどの研究,および翻訳,注釈,引用分析などを行う研究について高い評価を得た. 最終研究成果報告書を作成し,成果をとりまとめた.
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