2005 Fiscal Year Annual Research Report
教育情報ナショナルセンターの構築と評価に関する研究
Project/Area Number |
13851004
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
清水 康敬 独立行政法人メディア教育開発センター, 理事長 (10016561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 聡 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 研究員 (20342610)
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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Keywords | 教育情報化 / 情報教育 / 教育情報 / 教育用コンテンツ / LOM / 教育情報ナショナルセンター / NIECER / 情報検索 |
Research Abstract |
本研究の最終年度となる平成17年度の研究成果を以下に示す。 (1)総合Webサイトの英語化 教育情報ナショナルセンター(NICER)の機能が充実し、国内の学校の教員、並びに児童生徒の利用が増えているが、外国から利用したいとの要望があった。そこで、NICERの英語ページを作成し、外国からの利用を可能とした。ただし、ディレクトリー検索が英文で可能としており、コンテンツの内容は日本語で表示される。 (2)NIME(メディア教育開発センター)との連携機能の開発 高等教育の教育用コンテンツのLOM付けはNIMEが運用しているNIME-gladに多く登録されている。そこで、それとの連携機能を開発し、我が国全体の教育用コンテンツの提供ネットワークを構築した。 (3)教育用コンテンツ体系の再構築 NICERが扱う教育用コンテンツに関する体系は5年前に作成したため、運用の過程と時代の変化に合わせて再検討し、再構築を行った。その際、学習指導要領と教科書の目次から検察できるシステムを開発し、インターネットの検索に慣れていない児童生徒が、教科書の目次から項目を選択すれば関連するコンテンツが得られるようにした。 (4)教育用コンテンツの充実と利用促進 教育用コンテンツの充実については、精力的に行った結果、5年間での目標値であった10万件を超える14万件になっている。また、平成17年度の利用アクセス数が300万アクセスを超えることができた。 (5)利用実態調査の実施 任意に抽出した5,000校にアンケート調査表を送り、NICERの利用実態調査を実施した。その結果、多くの教員に利用されているが、学校長の周知度は30%と低いことが分かり、今後の普及啓蒙活動が必要であることがわかった。ただし、本研究で開発した多くの支援機能に対する評価が非常に高いことを明となり、本研究の成果が大きいことが分かった。
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