2001 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを活用した児童生徒の心身の健康に関するスクールカウンセリングの研究
Project/Area Number |
13871014
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
佐竹 毅 茨城大学, 教育学部, 助教授 (90007724)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
正保 春彦 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80206268)
秋坂 真史 茨城大学, 教育学部, 教授 (60231817)
|
Keywords | 養護教諭 / インターネット / 電子メール / 掲示板 / ホームページ |
Research Abstract |
平成13年度は情報の収集のため全国の小中高校の養護教諭それぞれ2000名、1500名、1000名の合計4500名を無作為抽出してパソコン使用の有無、インターネットおよび電子メール使用の有無およびメールを使って相談活動しているか、などを中心とした質問紙を郵送した。 有効回答は1926名(回収率は42.8%)で、小中高校の有効回答率は小学校40.6%、中学校42.1%、高等学校47.8%であった。現在集計中であるが、集計済みのデータの一部を報告する。 対象校の児童生徒数の平均は490名で、養護教諭の年代は20代(12.7%)、30代(28.1%)、40代(39.2%)、50代(18.5%)、60代(0.3%)であり、養護教諭としての経験年数は平均18.4年であった。 パソコン使用の有無に関しては有効回答数1926名の内1689名(87.6%)が何らかの形でパソコンを使用していたが、目的別ではワープロとしてが最も多く(89.1%)、ついで表計算(73.8%)で、インターネット使用者は1036名(62.3%)であった。 パソコンの使用場所については自宅が最も多く(65.8%)、次に職員室内(58.7%)で保健室は970名(57.6%)で半数以上の養護教諭が保健室でパソコンを使用出来る状態であった。 電子メール活用者は893名でメール交換相手は友人が8割以上と最も多く、次いで養護教諭が39.5%であった。児童・生徒とメールを交換している養護教諭は126名(14.1%)、保護者と交換している者は3.1%であった。児童・生徒および保護者を相手にしたメール交換はまだあまり広まっていないようであるが、今後、メールや掲示板を活用した相談活動は増加するものと思われる。 上記のような状況をふまえ高性能のサーバー用パソコンや周辺機器を購入し、講座のホームページを整備してメールフォーム、電子掲示板等を設置して「スクールヘルス・カウンセリング・センター」としての機能を整備しつつある段階である。
|