2002 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本の教育ジャーナリズムにおけるアイヌ教育認識の態様に関する基礎的調査研究
Project/Area Number |
13871041
|
Research Institution | Shikoku Gakuin University |
Principal Investigator |
竹ヶ原 幸朗 四国学院大学, 文学部, 教授 (00299348)
|
Keywords | アイヌ / アイヌ教育 / 教育ジャーナリズム |
Research Abstract |
1 本研究の2年目に当たる平成14年度は,主として大正期に刊行された教育関係雑誌を調査し,アイヌ教育関係記事を収集した。当該雑誌の調査にあたっては国立情報学研究所編『学術雑誌総合目録』(平成12年版)所収データを基礎資料とし,その不足分を研究代表者の独自調査で補完した。 2 平成14年度に調査を行なった教育関係雑誌(一部省略)と所蔵機関は次の通りである。 (1)教育関係雑誌/『先駆』『歴史教育』『学校教育』『小学研究』『教育評論』『学校経営』『北陸教育』『教育論叢』『教育問題研究』『学校・学級経営の実際』『現代教育』『低学年教育』『中学年教育』『高学年教育』『教育診断』『内外教育評論』『帝国盲教育』『地理教材研究』『芸術と教育』『社会と教化』『社会教育』『学校衛生』『実験教育指針』『明日の教育』『新教育』『国民教育』『教育公論』『教育の世紀』『学校及家庭』『女子教育』『帝国教育』『児童教育』『盲教育』『児童保護』『内外盲人教育』 (2)所蔵機関/大阪市教育センター,天理大学附属天理図書館,東大教育学部図書室,国立国会図書館,東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫,金沢大学附属図書館,北海道大学附属図書館,奈良女子大学附属図書館,東洋大学附属図書館,日本大学文理学部図書室,筑波大学附属図書館,大阪市立中央図書館 3 平成14年度は主として大正期に刊行された教育関係雑誌を調査したが,明治期と比較してアイヌ教育への関心は希薄となり,記事自体も減少する。大正期のアイヌ教育関係記事の主体はアイヌ居住地を訪れた教員の北海道旅行記である。
|