2001 Fiscal Year Annual Research Report
スピーチ・コミュニケーション訓練としての英語ディベート・プログラム
Project/Area Number |
13871054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tsuda College |
Principal Investigator |
鈴木 健 津田塾大学, 学芸学部・英文学科, 助教授 (40226527)
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Keywords | ディベート / パブリック・ディベート / スピーチ / コミュニケーション / プレゼンテーション能力 / 社会問題 / 討論能力 / アメリカ |
Research Abstract |
(1)米国ピッツバーグ大学コミュニケーション学部でおこなわれて全米の注目を集めている「パブリック・ディベート・プログラム」をモデルとして調査した。これは学外の社会問題に関する専門家をキャンパスに実際に呼んで,学生代表とディベートさせるのみならず聴衆からの質疑応答や審査・判定をすることで,ディベートが大衆にどのような形で教育をおこなうことができるか,ディベートの前後でどのように世論が変化するかの研究をおこなうことを目的とする。8月の滞在中に,ディベートディレクターのゴードン・ミッチェル教授と共に,プログラムに参加したディベーター,質問者,司会者,聴衆にインタビューをおこなった。(2)ミッチェル教授から、練習風景を記録したビデオと実際のディベートを録画したビデオを含む,過去のプログラムに関する資料一式の寄贈を受けた。特筆すべきは,米国人学生が英語でディベートをおこなう場合でも、練習を重ねることでディベートのプレゼンテーション能力や討論能力が格段に伸びるという発見であった。(3)ディベートの最新理論と社会問題に関するディベートの事例研究に関する資料収集をおこなう目的でアムステルダム大学コミュニケーション学部の教授が中心となって編集している学術雑誌Argumentationの過去15年分のバックナンバーを購入した。
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