2001 Fiscal Year Annual Research Report
炎症を発生母地とした大腸癌に関与する新規癌抑制遺伝子の単離
Project/Area Number |
13877087
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
日比 紀文 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50129623)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 守 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (10175127)
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Keywords | 潰瘍性大腸炎 / 大腸癌 / 欠失地図 / ヒト第6番染色体 |
Research Abstract |
1.ヒト第6番染色体におけるLOH(loss of heterozygosity)Study ヒト第6番染色体より、個のmicrosatellite markerを選び、PCR productが100〜150base pairになるように再設計し、21例の潰瘍性大腸炎から発症した大腸癌患者の癌部および非癌部より抽出したDNAを鋳型にPCRを施行した結果、最高で62.5%(D6S468)のLOHを検出した。しかし、共通欠失領域の特定はできなかった。可能性として、microsatellite markerのorderingが不確実であること、患者背景により、ヒト第6番染色体の関与が異なることが考えられたため、この2点についての解析が肝要と思われた。 2.FISH(fluoroescence in situ hybridization)によるmicrosatellite markerのordering個のmicrosatellite markerそれぞれに対応するcosmidを単離するために、cosmid libraryのスクリーニングを行い、各1〜4個のcosmidを単離した。現在、two color,three color FISHによりorderingを行っている。
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