2003 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロプローブ染色装置を用いた肝移植後リンパ増殖性疾患の迅速診断
Project/Area Number |
13877198
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菅原 寧彦 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (90313155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
幕内 雅敏 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60114641)
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Keywords | 肝移植 / リンパ増殖性疾患 / EBV |
Research Abstract |
【研究の背景と方法】 Epstein-Barrウイルス(EBV)によるBリンパ球増殖症は、肝臓移植術後1ヶ月後以降好発し、5-10%のレシピエントにみられる、日和見感染症である。頻度的にはウイルス感染症として、サイトメガロウイルスについで二番目であるが、重篤化すると致死率が高いことと、特異的治療法が一般的にないことから、移植患者にとってもっとも警戒すべき感染症の一つである。発熱、咽頭痛、リンパ節腫大、肝脾腫などの臨床症状およびEBVのvirus capsid antigen値および末梢血リンパ球のEBV encoded small nuclear RNA (EBER)のin situハイブリダイゼーション(ISH)の所見にてEBV感染症の診断を24例の小児患者に行った。まず従来のEBER ISHとキットを使用した方法(ニチレイ(株))、ついでファルマ社のマイクロプローブ染色装置を用いて、レシピエント末梢血リンパ球を検体として、EBER ISHを施行し、結果と所要時間を比較検討する。 【研究結果】 所要時間は従来法で平均23時間、マイクロプローブ染色法で5.8時間であった。マイクロプローブ染色法においては、特定の条件設定は必要なかった。陽性症例は両方法において一致していた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Sugawara Y, Makuuchi M, Sano K, Ohkubo T, Kaneko J, Imamura H.: "Vein reconstruction in modified right liver graft for living donor liver transplantation."Annals of Surgery. 237・2. 180-185 (2003)
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[Publications] Sugawara Y, Makuuchi M, Sano K, Ohkubo T, Kaneko J, Imamura H.: "Small-for-size graft problems in adult-to-adult living-donor liver transplantation."Transplantation. 75・3Suppl. S20-S22 (2003)
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[Publications] Sugawara Y, Makuuchi M, Kaneko J, Kokudo N.: "MELD score for selection of patients to receive a left liver graft."Transplantation. 75・4. 573-574 (2003)