2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13877242
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
内尾 祐司 島根医科大学, 医学部, 講師 (20223547)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 淳 島根医科大学, 医学部, 助手 (10203382)
高田 晃平 島根医科大学, 医学部, 助教授 (50093604)
越智 光夫 島根医科大学, 医学部, 教授 (70177244)
安達 伸生 島根医科大学, 医学部, 助手 (30294383)
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Keywords | 臍帯血 / 間葉系幹細胞 / 軟骨細胞 |
Research Abstract |
母体に合併症のない症例において分娩時に両親の同意を得た後、臍帯血をヘパリン加採血した。Percoll(1.080g/ml)を用いた比重遠心法で単核球を分離した。分離した単核球をプラスチックディッシュに播種(1×10^6 cells/cm^2>し20%ウシ胎児血清を含むダルベッコMEM培地を用いて培養を行った。培養によりプラスチック接着性細胞の存在と、コロニーの形成が観察された。経時的な細胞形態を観察すると線維芽細胞様のものと骨芽細胞様の細胞形態を持つ細胞が存在していた。また、採取、分離した単核球の表面抗原を調べた。今回は造血幹細胞のマーカーの一つであるCD34と間葉系幹細胞のマーカーの一つであるCD105の発現をフローサイトメトリーを用いて調べた。これにより、単離した細胞中には従来の報告どおり造血幹細胞の存在が示されたとともに、臍帯血中の間葉系幹細胞の存在の可能性が示された。 以上のことから、臍帯血には比重遠心法により分離されるプラスチック接着性の細胞が存在し、またそれらの細胞が間葉系の細胞である可能性が示された。平成14年度はフローサイトメトリーを用いてより詳細に表面抗原を調べ、それらを利用して、より選択的に間葉系幹細胞の単離と遺伝子レベルでの細胞の観察を目指す。また、in vitroでの軟骨細胞への分化誘導と実験動物を用いてin vivoでの評価を行う予定である。尚、同じ細胞を用いて骨芽細胞への分化誘導も同時に行う予定である。
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