2001 Fiscal Year Annual Research Report
Killer細胞誘導遺伝子導入による口腔扁平上皮癌に対する抗腫瘍効果の検討
Project/Area Number |
13877346
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
三宅 正彦 日本大学, 歯学部, 講師 (40157615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小宮山 一雄 日本大学, 歯学部, 助教授 (00120452)
岩成 進吉 日本大学, 歯学部, 助手 (30168588)
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Keywords | IL-18 / 扁平上皮癌 / Pam212 / 腫瘍増殖抑制 |
Research Abstract |
mouse IL-18遺伝子発現ベクターの作製 LPS刺激マウス脾細胞cDNAライブラリーからPCRでmouse IL-18cDNA蛋白翻訳領域を増幅し,単離・精製を行った。これを発現ベクターpRC/CMVに接続して,サブクローニングを行いmouse IL-18遺伝子発現ベクターpRC/CMV-IL-18を作製した。インサートの塩基配列を検索し,mouse IL-18cDNAのcoading regionであることを確認した。 マウス扁平上皮癌細胞株への遺伝子導入 pRC/CMV-IL-18をマウス扁平上皮癌細胞株Pam212細胞にリポフェクションで導入した。G-418で薬剤選択を行い,耐性コロニーからtotal RNAを抽出後,Northern blotでmouse IL-18mRNA高発現クローンPam212/IL-18を選別した。 IL-18遺伝子導入腫瘍細胞のマウス皮下移植における腫瘍増殖能の検討 1×10^7個のPam212/IL-18細胞,またはベクターカセットのみを導入したPam212細胞をBALB/Cマウス皮下に移植し経日的に腫瘍径の測定を行った。得られた値から推定腫瘍体積を算出し腫瘍増殖曲線を作成した。その結果,移植後14日目からPam212/IL-18細胞移植群に有意な腫瘍増殖の抑制効果を認めた。 口頭発表 ・第9回日本癌病態治療研究会 口腔扁平上皮癌へのMIP-1α遺伝子導入による抗腫瘍効果の検討 ・第25回日本頭頸部腫瘍学会 CC chemokine MIP-1α遺伝子導入による口腔癌遺伝子治療の基礎的検討
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