2001 Fiscal Year Annual Research Report
離島・僻地医療支援におけるメイリング・リストの活用
Project/Area Number |
13877389
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
武田 裕子 琉球大学, 医学部・附属病院, 講師 (70302411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大滝 純司 琉球大学, 医学部・附属病院, 助教授 (20176910)
武田 多一 琉球大学, 医学部, 助教授 (20271249)
小椋 力 琉球大学, 医学部, 教授 (60032330)
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Keywords | 医学教育 / 生涯学習 / メーリングリスト / IT / コンピュータ・リテラシー / EBM / 離島・僻地 / 診療支援 |
Research Abstract |
学習支援・診療支援としてのメーリング・リスト(ML)活用の可能性を探るために、全国規模のML(TFC)参加者および離島診療所・病院を結ぶML(RISN)の参加者を対象としたアンケート調査を実施する目的で、まず調査項目の策定を行った。アンケートには、以下の項目が含まれている。 (1)回答者の卒業年次、性別、研修歴、現在の勤務形態と勤務地、離島・僻地での診療経験の有無、教育活動の有無 (2)生涯学習の方法とそれにかける時間、生涯学習の障害因子、EBMに対する態度 (3)参加MLの有用性、費やす時間、どのような影響を受けたかなど (4)コンピュータ・リテラシーに関する項目 アンケートはまず全国規模のMLを対象に行うこととし、このML参加者の名簿作成から開始した。ML登録者は652名おり、うち調査の対象となる医師・医学生は610名であった。ML上で、研究調査への協力を数回呼びかけた。アンケートの回収率を高めるために、ML参加者名簿および過去ログCDを作成して希望者にはアンケート用紙と共に郵送した。現在集計を行っているところである。 アンケート調査項目は、離島ML(RISN)参加者対象のアンケートと共通しており、今回実施したTFC参加者の調査結果と比較して、生涯学習の学習方式の違いや学習・診療におけるニーズの違いを明らかにする予定である。 今年度は、アンケート調査項目の策定・アンケートの実施以外に、TFC、RISNそれぞれの過去2年間の投稿メールの解析も開始した。どのような領域の話題が多いか、カテゴリー別に分類し、2者を比較することでも学習・診療ニーズの違いを明らかにしたいと考えている。
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