2001 Fiscal Year Annual Research Report
体性感覚誘発電位および誘発磁場のON、OFF-response発性源の分離同定
Project/Area Number |
13877400
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
湯本 真人 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30240170)
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Keywords | バイモルフ型ピエゾ素子 / 点字 / 体性感覚誘発反応 / 脳磁図 / MEG(Magnetoencephalography) / オフ反応 |
Research Abstract |
1.ハードウェアの作成 バイモルフ型ピエゾ素子を駆動源としたプラスチックピンによる8点点字セル(ケージーエス株式会社製SC2)を用い、主に手指末節に適用することを目的とした体性感覚刺激装置を考案・作成した。ピエゾ素子に含まれる強磁性体による誘発磁場へのアーチファクトを取り除くため、パーマロイ製のシールドボックスを用いセル本体を磁気遮蔽する構造とした。この刺激提示部とケーブルで接続された駆動回路部は、ピエゾ駆動のための高電圧生成、MPU(富士通MB89PV130A)によるシーケンス制御回路等より構成した。 2.ソフトウェアの作成 上記刺激提示部を3線同期式シリアル通信により駆動回路部より制御し、8点のうち任意の組合せの複数のピンをポップアップ・ポップダウン制御できるよう刺激提示ソフトウェアをアセンブリ言語で作成し、ROMに書き込んで駆動回路部のMPUに実装した。 3.本刺激装置を用いた誘発反応の記録 上記刺激装置を用いて、ON-、OFF-durationをそれぞれ500msec、8ピン全てがポップアップ・ダウンするシークエンスにより右第2指末節を刺激し、誘発電位、誘発磁場反応の記録を試みた。全8ピンのポップアップの瞬間からON-response、ポップダウンの瞬間からOFF-responseを、誘発電位、誘発磁場反応ともに明瞭に記録できた(本データ収集は一部、次年度へ跨がる)。 4.今年度の研究実績のまとめ 点字セルを用いた体性感覚刺激装置を考案・作成し、手指に適用することにより体性感覚誘発反応を記録することに成功した。手指への圧刺激の解除時にも聴覚刺激の休止時に誘発されるようなOFF-responseが誘発されることが初めて示された。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] M. Yumoto, O. Saitoh, Y. Kaneko, K. Anami, H. Matsuda, et al.: "Somatosensory evoked magnetic fields to on- and offsets of rectangular pressure stimuli"Proceedings of the 12^<th>International Conference on Biomagnetism. 243-246 (2001)