2002 Fiscal Year Annual Research Report
新たな超音波画像表示法の研究 -3D表示したボディマーカー内へのリアルタイム断層像表示-
Project/Area Number |
13877402
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
谷口 信行 自治医科大学, 医学部, 助教授 (10245053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 康友 自治医科大学, 医学部, 助手 (00337338)
伊東 紘一 自治医科大学, 医学部, 教授 (60095007)
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Keywords | 超音波検査 / ボディマーカー / 磁界センサー / ファントム / 位置情報表示法 |
Research Abstract |
本年度は、平成13年度に構築した3D表示したヒトbodymakerの中に探触子を表示するシステムを利用し、研究を行った。新たな研究項目として、ファントムを利用したこのシステムの精度の検討、臨床上使用することを考えた3D bodymaker (3DBM)表示法の改善、対象臓器の増加に対応した複数領域の3DBMの作成、システムの装置への内蔵、探触子の位置および3DBM表示の演算時間の改善について行った。まず、磁場を用いた探触子の位置の精度は、発泡スチロールと竹ヒゴを利用してヒト腹部モデルを作成し、6cmごとに設置したマーカの位置が正確に計測できるか検討した。全体の45点(3方向に3x5x3点)において平均約3mmの位置計測の誤差が生じたが、3DBMの大きさを考慮すると、臨床上問題ない程度と考えられた。次に、3DBMは、前年度に作成した簡易型のものより実際のからだの形態に即することで、表示された位置探触子の位置が視覚的により理解されやすくなった。新たな対象領域として、最初に作成した腹部に続いて、甲状腺と頸動脈を対象とした頸部、乳腺について作成を行った。これらの領域は、本研究の目的である、従来使用されているbodymaker設定の簡易化と探触子の位置を自動表示するのに最も重要な部位であり、今後の有用性が高いと思われた。システムの装置への内臓は、本年度実現できなかった。その理由は、いまだ表示法などシステム改善の余地が残されている点以外に、新たにこのシステムを装置の外付けとして単独で開発することで、従来の装置でも利用することができるように検討をはじめたためである。また、演算時間はCPUの高速化により改善が認められた。平成15年度以降は、従来の研究をもとに、表示法の研究を発展させる予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Nobuyuki Taniguchi: "NEW BODYMARKER SYSTEM FOR ABDOMINAL ULTRASONOGRPHY"10th Congress of the World Federation for Ultrasound in Medicine and Biology. (発表予定).
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[Publications] 桑田知之: "超音波断層像の理解を助けるための新しいボディマーカー表示:探触子の位置と方向の自動表示"76th Meeting of the Japan Society of Ultrasonics in Medicine. (発表予定).