2001 Fiscal Year Annual Research Report
地域における糖尿病患者のためのチーム医療の現状と連携システムの構築
Project/Area Number |
13877425
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
福井 幸子 大分医科大学, 医学部, 教授 (20141749)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桶田 俊光 大分医科大学, 医学部, 教授 (60136439)
脇 幸子 大分医科大学, 医学部, 講師 (10274747)
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Keywords | 糖尿病医療 / 地域連携 / チーム医療 / 病診・病病連携 |
Research Abstract |
1.研究目的 近年、生活習慣病である糖尿病患者数は著しく増える中で、中には糖尿病の境界型で糖尿病ではないといわれ放置してしまう人、何らかの理由で受診をドロップアウトしてしまう人などが糖尿病の悪化を招いている現象が見受けられる。地域における医療は地域包括医療システムの中で異なった機能を持つ他の医療施設と連携しながら、場が変わっても糖尿病患者がよりよい医療を受けられるようなオープンな体制が必要とされている。そのためには医療従事者の連携のもと病院、診療所、保健施設、福祉施設、行政が力を合わせて医療連携を推進する必要があると考える。そこで、本研究では大分県内の糖尿病患者への医療提供施設間の連携の現状を知ることを目的とした。 2.研究方法 (1)対象は大分県内医療・保健施設(病院、診療所など)855所、行政保健機関14所、訪問看護ステーション61所で、医師、看護師・保健師、栄養士の代表者1名ずつに回答を得る。 (2)研究方法は質問紙調査研究(郵送法)である。調査および郵送に関しては大分県医師会、看護協会、栄養士会に協力依頼し、対象施設や回答者への倫理的配慮のうえ、平成14年2月21日に調査依頼を行った。 (3)質問紙調査内容 (1)糖尿病患者への医療状況(患者数、受診・検診中断状況と理由、糖尿病医療内容、対象施設・機関の役割、糖尿病専門医や糖尿病療養指導士の勤務状況、チーム医療のメンバー構成)(2)糖尿病医療における地域連携(対象施設・機関の機能、紹介先、紹介を受ける先、紹介先の選択基準、紹介状有無の頻度・内容・欲しい情報、紹介状がない場合の対応、紹介状への返事の頻度)(3)糖尿病医療における地域連携に関する関心(地域連携システムの有無と必要性、地域連携を行うグループ単位、研修会や学会の参加度、糖尿病協会入会の有無)(4)その他(気づき、困っていること、展望や希望) 3.平成14年度予定 平成14年3月中旬に調査回答を回収後、結果を分析する。
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