2001 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者並び軽度老人性痴呆患者のためのショートテニスと自立ゲーム支援システムの開発
Project/Area Number |
13878006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
塩野谷 明 長岡技術科学大学, 体育・保健センター, 助教授 (50187332)
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Keywords | シュートテニス / 高齢者 / PWC / 振動解析 / 自立支援 |
Research Abstract |
平成13年度研究計画の項目に従って報告する。 1.高齢者の体力を考慮したショートテニスにおける運動強度の評価 実際の評価指標としてPWC(身体作業能)を用いて実験を行った。一般にPWCは最大心拍数の65(8160)1675%水準の心拍数時の運動強度を用いるPWC65%または75%HRmaxが用いられるが、30から40歳代の被験者では、この強度での評価が適当と考えられたが、50歳代以上で運動経験が乏しい場合はPWC65%水準でも負荷が大きすぎる場合が生じてきた。現在は20歳代の被験者を用いて、例えば運動強度が低いPWC50(8160)1660%水準でも、有酸素性能力の指標となりうるかを検討中である。この結果については、長岡技術科学大学研究報告に投稿予定である。 2.高齢者の体力を考慮したショートテニスのマテリアルの評価 ショートテニスのマテリアル、特にラケットが高齢者を考慮した場合に適当かを検討するために、インパルスハンマーと振動解析プログラムに基づいた計測システムを構築した。ラケットを用いたモード実験は、平成14年度の課題とするが、構築した計測システムの妥当性については、スキーの振動実験を行い、確認した。このシステムを用いた実験結果(システムの妥当性)は、第12回日本スキー学会で発表した。 3.高齢者の体力を考慮したショートテニスのルールの確立 PWCとともに筋電図を併用し、マテリアルの評価も対象に、ショートテニスの運動中の心拍数変動ならびに積分筋電図からショートテニスが高齢者スポーツとして適当かを検討している。この結果をまとめ、高齢者の体力を考慮したルールの確立を平成14年度に行う。 4.自立ゲーム支援システムの開発 デジタルビデオ1台(計画では2台)によって得られる画像を、コンピュータに取り込むシステムを構築し、ショートテニスをはじめ種々のスポーツヘの応用の可能性までを確認した。インターネットによる送信システムは平成14年度の課題とする。
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Research Products
(1 results)