2001 Fiscal Year Annual Research Report
伝統芸能のデジタルアーカイブ構築に関する基礎的研究
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13878064
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
山本 眞輔 名古屋市立大学, 芸術工学部, 教授 (20099469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 清子 名古屋市立大学, 芸術工学部, 助教授 (50174868)
吉村 ミツ 名古屋市立大学, 芸術工学部, 教授 (60109311)
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Keywords | 伝統芸能 / 日本舞踊 / 動作解析装置 / 注目動作部分抽出 / デジタルアーカイブ / 舞踊動作特性の定量化 / 振り,構え,内輪 / 周波数解析 |
Research Abstract |
1.収集対象データを主として日本舞踊にして、複数の演技者の間での個人性、熟達度、流派の違いなどを明らかにするため同じ曲目の部分を同じ流派の複数の名取り、異なる流派の名取り達に演技して貰った。また、データ圧縮法の検討のために一部テンポの異なる曲と踊りも対象にした 2.日本舞踊の舞踊家など延べ人数8人に赤外線マーカをつけて動作解析装置の舞台で演技をして貰った。その動きを解析可能な形にするための編集作業は、動作解析装置利用上最も時間のかかる部分であるが、可能な限り編集した。 3.編集済みの動きデータから開発したアルゴリズムを用いて注目動作部分を抽出し、舞踊動作特性「振り」、「構え」、「立ち位置」等を検討した。又、踊り動作のデータ圧縮法を新たに開発検討した。 4.研究結果をまとめて外部発表した。「Quantification of Characteristic Feature of Japanese Dance for individuality Recognition」をフランス開催のIEEEのRobot-Human Interactive Communicationに関するWorkshopで、「日本舞踊の「振り」部分抽出とその特性の定量化の試み」を電子情報通信学会論文誌に、「周波数解析による踊り動作のデータ圧縮方法の検討」を情報処理学会研究会人文科学とコンピュータのシンポジウムで、「モーションキャプチャによる日本舞踊動作の解析」を立命館のモーションキャプチャーと舞踊研究シンポジウムでそれぞれ発表した。 5.集めたデータの編集作業はまだ残っている。新たな舞踊の特性の定量化、呼吸とのかねあいでわかる「間」の研究、伝統芸能の具体的な保存法なども今後の課題である。
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[Publications] Mitsu YOSHIMURA et al.: "Quantification of characteristic Features of Japanese Dance for Individuality Recognition"Proc. 10th IEEE International Workshop on Robot-Human Interactive Communication Roman 2001. Sep 18-21. 188-193 (2001)
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[Publications] 吉村ミツ 他: "日本舞踊の「振り」部分抽出とその特性の定量化の試み"電子情報通信学会論文誌DII, vol.J84-DII. J84-DII 12. 2644-2653 (2001)
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[Publications] 服部 清 他: "周波数解析による踊り動作のデータ圧縮方法の検討"情報処理学会研究会人文科学とコンピュータシンポジウム. 33-40 (2001)
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[Publications] 甲斐民子 他: "モーションデータの比較による舞踊の評価と教育への応用"平成13年度 電気関係学会東海支部連合大会論文集. 793-793 (2001)
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[Publications] 吉村ミツ 他: "モーションキャプチャによる日本舞踊動作の解析"シンポジウム モーションキャプチャーと舞踊研究 予稿集. 1-8 (2002)
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[Publications] 服部 清 他: "周波数解析法による3次元動作データ圧縮"平成13年度 情報処理学会全国大会一般講演予稿集. 5G-07 (2002)