2003 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子導入精原細胞を介したトランスジェニックアニマルの作成
Project/Area Number |
13878173
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
森 匡 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助手 (30230072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 啓太 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助手 (60261335)
中辻 憲夫 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (80237312)
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Keywords | 精巣 / 遺伝子導入 / 発現ベクター / 精子形成 / ブタ |
Research Abstract |
I.ブタ精巣の発達 ブタ精巣へのin vivoトランスフェクションのための基礎的知見として、精巣の発達を組織学的に調べた。各発育段階にあるランドレース種(13日齢、25日齢、34日齢、40日齢、55日齢、75日齢、96日齢、110日齢、136日齢、217日齢)の精巣の組織切片を作成し、精子形成がどの段階にまで達しているのかを観察した。その結果、13日齢〜96日齢までは精子が観察されず110日齢以降になって精子が観察された。したがって、ランドレース種においては96日齢〜110日齢の間に精子が形成されることが示唆された。 II.Oct-4発現ベクターの構築 精子形成細胞への遺伝子導入とその発現を見るため、ブタOct-4のプロモーター領域と推定されるDNA配列(約2.5kbp、AJ251914)をpEGFP-1(約4.0kbp、Promega)のHind III-EcoR Iサイトに導入し、EGFP遺伝子を連結した発現ベクター(全長約6.5kbp)を構築した。
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