2001 Fiscal Year Annual Research Report
船舶への物流モーダルシフトに関する日伯国際共同研究の企画
Project/Area Number |
13895023
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
荒井 誠 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (00232025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金湖 富士夫 独立行政法人海上技術安全研究所, 防災研究室長
村井 基彦 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 助教授 (60292893)
井上 義行 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (60126373)
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Keywords | 海上物流 / モーダルシフト / 航路ネットワーク / 高速船 / 船舶 |
Research Abstract |
本研究では、日本とブラジルにおいて注目されている船舶への物流のモーダルシフトに関し、共同で研究を実施する可能性を企画・調査した。 船舶を用いた貨物輸送の適性度検討のためには、船舶による輸送システムの検討だけでは十分ではなく、物流全体の理解に基づく必要輸送システムの把握が不可欠である。したがって、需要予測、陸上および海上輸送システムの現状分析、有望な新物流システムの技術的検討、新たなシステムが開発された場合の影響度検討、各システムの優劣比較等が必要である。本研究ではこれらの調査を行い、調査結果を踏まえて、経済性を考慮しつつ実現可能性の高い船舶の形式を検討し、海上および河川航路の条件に最も有利な船舶の性能(積載量、速力、主要寸法、主機出力、船型および推進方式等)を検討した。これにより、日本国内におけるいくつかの想定航路に対する新たな船舶輸送投入の可能性と、ブラジルのパラナ川を中心とする航路ネットワークヘの河川用高速船導入の可能性を検討した。特に高速船の設計では波浪衝撃の影響が重要であるため、衝撃荷重の検討方法の調査研究も実施した。以上の研究実施にあたり、ブラジルおよび日本において研究打ち合わせのための会議を開催した。また、ブラジル側の共同研究者を招聘し、日本における高速船研究の現状調査および技術検討を実施した。 以上の調査研究の結果、ブラジルにおける河川ネットワークを利用した旅客輸送が有望であることが判明した。今後、両国における本研究テーマに関する研究を更に発展させるべきであることを明らかにした。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Arai.M: "A Technique for Stable Numerical Computation of Hydrodynamic Impact Pressure in Sloshing Simulation"日本造船学会論文集. 第191号(発表予定). (2002)
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[Publications] Liang-Yee Cheng: "A Numerical Treatment of the Boundary Conditions for Stable Assessment of Hydrodynamic Impact Pressure"Proceedings of OMAE' 02. CD-ROM(発表予定). (2002)
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[Publications] 荒井誠: "Sequential方式による洋上バラスト水交換時に発生するスロッシングについて"日本造船学会論文集. 第191号(発表予定). (2002)
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[Publications] Makoto Arai: "Numerical Simulation of Sloshing of Water in Ship Tanks During Sequential Ballast Water Exchange in Seaways"Proceedings of OMAE'02. CD-ROM(発表予定). (2002)