2001 Fiscal Year Annual Research Report
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13897020
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐治 英郎 京都大学, 薬学研究科, 教授 (40115853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒野 泰 千葉大学, 薬学部, 教授 (90151167)
前田 稔 九州大学, 薬学研究院, 教授 (70101178)
井戸 達雄 東北大学, サイクトトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (80134063)
大桃 善朗 大阪薬科大学, 助教授 (70183241)
中山 守雄 長崎大学, 薬学部, 教授 (60164373)
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Keywords | 放射線治療薬 / 腫瘍 / ターゲッティング / 細胞殺傷作用 / 体内投与 / 線量当量 |
Research Abstract |
細胞殺傷性の強い高エネルギーβ線を放出する放射性核種を結合した化合物を体内に投与して癌細胞周辺に送達・集積させることにより、その放射線が透過する範曲内で癌細胞を直接死亡させることが可能となる。この『内用放射線治療薬剤』の開発するために、本研究では、有効な放射性核種の選択とその製造方法、充分な治療効果を得られる放射能のデリバリーシステムの構築・担体分子への旅射性核種の効率的結合法、放射線量に関する放射線生物学的評価等について総合的に調査し、以下の結果を得た。 1.癌の治療に十分な飛程、線量などを与える放射性核種の選択を行い、放射性ヨウ素-131、レニウム-186、 188、ルテチウム-177、銅-64等のβ線放出核種が有効であることを認めた。 2.1での選択された旅射性核種の製造のための核反応の選択、製造方法、他施設への運搬、院内サイクロトロンによる製造系について、時間、方法を含めてシュミレーション的に調査し、これが可能であることを見出した。 3.放射性同位元素を用いた癌の治療には、癌細胞自身あるいはその周辺に多量の放射能を集積させること、および非標的組織からの速やかな放射能の消失を達成するために、放射能のキャリア分子を探索し、抗体、リポソーム、核酸、腫瘍部位に発現受する容体結合物質などにその可能性があることを認めた。 4.「がんの内用放射線治療薬剤の開発に関するシンポジウム」を開催し、上記の結果を報告すると共に、それに関して、他の薬学、臨床放射線治療分野、核医学診断分野などの医学、核反応と放射性核種の製造分野の研究者と癌の内用放射線治療薬の有効性について討議した。この結果は今後の内用放射線治療薬の開発研究に有益な情報となった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Takahiro Mukai: "Synthesis and evaluation of bisphosphonate derivative labeled with rhenlum-186 using monoaminemonoamidedithiols as a chelating group"J.Labelled Compds.Radiopharm.. 44. 617-618 (2001)
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[Publications] Atusi Obata: "Retention mechanism of hypoxia selective nuclear imaging/radiotherapeutic agent Cu-diacetyl-bis(N4-methylthiosemicarbazone)(Cu-ATSM)in tumor cells"Ann.Nucl.Med.. 15(6). 499-504 (2001)
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[Publications] Hideo Saji: "Drug design of radioactive metal complexes for nuclear medical diagnosis"Biomed.Res.Trace Elements.. 12(2). 141-151 (2001)