2014 Fiscal Year Annual Research Report
地熱地域における経時モニタリングのためのハイブリッド重力測定の最適化
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13F03068
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤光 康宏 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10264095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SOFYAN Yayan 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 精密重力測定 / 絶対重量計 / 相対重力計 / 地熱地域 / 地熱貯留層 / 生産・還元 / 火山 / モニタリング |
Outline of Annual Research Achievements |
国内の研究対象フィールドとしては、地熱発電所地域としては、鹿児島県霧島市の大霧地熱発電所地域および大分県九重町の滝上地熱発電所地域を設定しているが、大霧地熱発電所地域については、平成26年度は発電所の定期点検の年ではないため、絶対重力計と相対重力計を組み合わせたハイブリッド精密重力測定によるモニタリングは実施せず、もっと広域の地下構造探査のための重力測定を実施した。また、昨年度ハイブリッド精密重力測定を実施した大分県九重町の滝上地熱発電所地域での測定は、計画では今年度も実施する予定であったが、現場の事情により実施できなかった。 一方、昨年度から火山活動が活発化している阿蘇火山を研究対象において、引き続き繰り返し精密重力測定を実施し、その重力変化の平面的な分布を説明するために構築した地下の密度変化の3次元モデルから、中岳火口周辺の地下において急激な質量変化が起きていることが推定された。 さらに、海外においては、インドネシアのカモジャン地熱発電所地域においてハイブリッド精密重力測定を実施し、過去のデータと比較することで重力値の経時変化を追うことができた。 学会等では、国内は日本地熱学会平成26年学術講演会で、また海外ではオーストリアのウィーンで開催されたEuropean Geosciences Union General Assembly 2014および米国サンフランシスコで開催された2014 America Geophysical Union Fall Meetingにおいて発表を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)