2014 Fiscal Year Annual Research Report
中国南西部における侵入植物と土着植物の窒素利用様式に関する研究
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13F03080
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
木庭 啓介 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (90311745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LEI Yanbao 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 侵入植物 / 窒素循環 / 競争 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,中国南部で猛威をふるっている侵入植物がどのように生態系へと侵入し,生息地を拡大しているかについて,植物の栄養獲得様式,特に窒素の獲得様式に着目して研究を行う。現在我々の持つ仮説では,侵入植物がが高い硝酸イオン吸収能を持ち,高窒素濃度の葉を展開し,土壌へと供給することによって,より土壌が硝酸イオン生成能を持つようになる,というpositive feedbackの結果,侵入後の生態系をより侵入植物がの生育が容易であるものへと改変していると考えている。 これまで異なる侵入植物の侵入程度(つまり異なる植物多様性)をもつプロットにおいてサンプルを採取してきた。土壌,植物試料について、1 窒素,炭素,リン濃度,そのストイキオメトリーを測定し,窒素炭素リン循環の概略をつかむこと、2 窒素炭素安定同位体比を測定し,植物の水利用効率,窒素獲得様式の多様性について群落レベルの議論を行うこと、3 植物体内中の硝酸イオン濃度および窒素酸素安定同位体比を測定すること、を目的としている。1と2についてはデータが蓄積されてきたものの,クリヤーな傾向は見て取れず,酵素測定にトライしているがまだポジティブなデータは出ていない。これについては帰国後も検討を行う予定である。3については残念ながらサンプルのコンタミネーションが激しく,うまく測定ができなかった。そこで,自然安定同位体存在比ではなく,15Nトレーサーを添加する方法に切り替え,15Nラベル化合物の植物吸収がどのように異なるか,という測定に移行した。現在,植物種によってグリシン,アンモニウムイオン,硝酸イオンの吸収パターンが異なる傾向が見て取れており,侵入植物は予想に反してアンモニウムイオンを好み,土着性の種がむしろ硝酸イオンを好んでいることが明らかとなってきている。これらをまとめて帰国後速やかに論文化を進める予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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