2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13F03085
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤原 徹 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80242163)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI Baohai 東京大学, 農学生命科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-26 – 2015-03-31
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Keywords | ここに記入 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、低濃度のカルシウム条件で生育に異常を示すシロイヌナズナ変異株の解析を目的としている。カルシウムは農業上重要な必須元素であり、植物のシグナル伝達などにも重要であることが知られているが、植物が植物体内のカルシウム濃度をどのように定常的に保っているのか、低カルシウム環境にどのように適応しているのかについてはほとんどわかっていない。昨年度までに進めて来た低濃度のカルシウム条件で生育に異常を示すシロイヌナズナ変異株の遺伝解析を進め、原因遺伝子の存在する領域に見いだされた変異をもつ遺伝子を同定し、さらにそれらの遺伝子について、原因遺伝子であることを確認するためのコンストラクトを作製し、シロイヌナズナに導入することによって、変異株の形質が元に戻るかどうかを確認するための材料作りを進めた。また、生理的な解析を進めて、どのような条件まで耐性が見られるのかについて検討を進めた。このタンパク質とGFPの融合タンパク質をコードする遺伝子を合成し、シロイヌナズナで発現させるための形質転換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
原因遺伝子を推定し、その確定のためのコンストラクトを作ったりしており、原因遺伝子の確定は近く行えるものと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
原因遺伝子を決定し、その推定される機能からカルシウム欠乏耐性との関連を明らかにして行く予定である。
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Research Products
(1 results)