2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13F03102
|
Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
武中 篤 鳥取大学, 医学部, 教授 (50368669)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TSOUNAPI Panagiota 鳥取大学, 医学部, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2013-04-26 – 2015-03-31
|
Keywords | smoking / smoking cessation / epididymis / sperm / male infertility / oxidative stress / sperm maturation |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、当初、6週齢Wistarラットを、A)10週間受動喫煙群、B)ポジティブコントロール群、C)ネガティブコントロール群、D)7週間受動喫煙後に3週間の禁煙期間をおいた群、の4群に分け、研究を遂行する予定としていた。しかし、当大学の動物実験施設より施設内での受動喫煙モデル使用が不適切であるとの勧告を受けたため、モデルの変更を行うこととした。新しいモデルとして、最近の海外での報告等も参考に、100μl/mlのニコチン水を飲水させるモデルを使用することとし、Wistarラットを用いてニコチン水を3か月間投与する短期投与群と7か月間投与する長期投与群で実験を行うこととした。上記のように、当初より長期間の実験期間を必要とする実験モデルへの変更が必要になったため、現時点で研究は完遂できていないが、研究は遂行中であり、ニコチン水の長期暴露による精巣体積および体重への障害が確認できている。 今後は、ニコチン水暴露終了後に尾静脈より採血を行い、ニコチン代謝産物であるコチニン濃度の測定を行い、妊孕性は、交配試験で評価する予定である。また、交配試験後に、精巣上体から精液を採取し精液検査を行い、精巣および精巣上体を摘出して造精機能の評価を行う。加えて、採取した精子を用いて、体外受精(in vitro fertilization : IVF)、顕微授精(intra cytoplasmic sperm injection : ICSI)を行い、受精した卵を36時間培養した後、雌ラットに胚移植を行い出生数を評価する。 また、喫煙による酸化ストレスが精巣上体精子に与える影響を研究する目的で、抗酸化物質が精巣および精巣上体に与える影響についても解明し、国際学会での発表を行った。この成果は今後、喫煙による精巣上体精子成熟障害に酸化ストレスが与える影響の解明につながっていくと考えている。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)
-
-
-
[Presentation] The effect of antioxidant treatment on seminal vesicles and vas deferens function in diabetes mellitus rat model.2014
Author(s)
Tsounapi P, Saito M, Dimitriadis F, Shimizu S, Honda M, Iguchi M, Matsunaga S, Muraoka K, Sejima T, Tomita S, Sofikitis N, Takenaka A.
Organizer
American Society of Andrology 39th Annual Conference
Place of Presentation
Atlanta, Georgia, USA
Year and Date
2014-04-05 – 2014-04-08