2014 Fiscal Year Annual Research Report
時間利用から見た持続可能なエネルギー消費パターンに関する研究
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13F03365
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松岡 譲 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90109033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YU Biying 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 環境調和型ライフスタイル / 時間利用 / 環境意識 / エネルギー消費量 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究計画に沿って、以下の研究を実施した。 将来の人口構成とエネルギー消費の関係を明らかにするために、将来の人口構成の推計を行った。まず、ライフサイクルは、世帯における各人員の年齢、世帯人員数、世帯種、婚姻の有無により定義されるものとする。コホート構成モデルやライフステージモデルのような社会・人口動態モデルを用いて、人口構成を、そのライフサイクルに関連付けて推計した。エンドユースモデルを用いることで、技術進捗を加味したエネルギー機器の選択に基づいたエネルギー消費の推計を行った。エネルギー機器とエネルギー集約度を、CGEモデルへ入力するパラメータとするとともに、それらの結果を取りまとめ、以下のジャーナル等で報告あるいは報告予定である。 (1) Who Rebounds in the Private Transport Sector? A Comparative Analysis between Beijing and Tokyo. Environment and Planning B (accepted). (2) Exploring Chinese Activity pattern: Perspective from 2008 China Time Use Survey. Submitted to Transportation Research Part D (under review). (3) A Dynamic Active Energy Demand Management System for Evaluating the Effect of Policy Scheme on Household Energy Consumption Behavior. Submitted to Energy Journal (under review). 他、1編。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度当初の研究計画と若干の相違はあるものの、ほぼ計画通りに進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、各ライフサイクルにおける消費行動、時間の使用、エネルギー機器の選択、それに基づくエネルギー消費を総括的に推計する。具体的には、ライフサイクルの各ステージにおける選択のメカニズムを、資源分配理論に基づいた連続選択モデルを複数組み合わせるとにより表現し、モデル化する。ここまでに構築したモデルを統合して、マクロ経済、人口構成、時間使用とエネルギー消費について整合性のとれたシナリオ分析を行う。
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Research Products
(3 results)