2014 Fiscal Year Annual Research Report
プルキンエ細胞の分割されたトランスラトームのデジタル表現プロファイリング
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13F03704
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
PLESSY Charles 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, ユニットリーダー (60391984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KRATZ Anton 独立行政法人理化学研究所, サイエンス技術基盤研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | CAGE / プルキンエ細胞 / CAGEscan / リボソーム・キャプチャー / トランスクリプトーム / トランストラトーム / ncRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
私たちはプルキンエ細胞内に存在するRNAを研究した。当該細胞は脳内の小脳と 呼ばれる部位に見られる神経細胞で、その役割の1つは体の動き を制御するこ とである。そのため、また、プルキンエ細胞は大型の細胞で発見しやすいことか ら、脳の可塑性を解明するための数々の研究の対象と なってきた。プルキンエ 細胞のシナプス内にリボソームが存在することが報告されたことを受け、当プロ ジェクトでは、これらのリボソームに関連 するRNAの特徴付けと定量化を目指し た。これらのリボソームがシナプス可塑性を制御するタンパク質の生成あるいは 翻訳自体に関連している可 能性があるためである。
私たちは理化学研究所脳科学総合研究センターLauney研究ユニットとの共同研究 により、リボソーム・キャプチャーと呼ばれる方法を用いて プルキンエ細胞内 のリボソームを選択的に標識化し、これらのリボソームと結合したRNAを収集し た。そして、収集したRNAを理化学研究所ラ イフサイエンス技術基盤研究セン ターが開発したCAGEscan法を用いて解析し、RNAの転写開始点を同定、その量を 計測し、構造の特性を 明らかにした。この方法により私たちはプルキンエ細胞 のための新たなRNAマーカーを発見し、当該リボソームと同時精製されたことか ら翻訳の 制御にかかわっている可能性のあるノンコーディングRNAを同定。この 研究結果は『Genome Research』誌に発表した(Kratz et al. , 2014)。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Digital expression profiling of the compartmentalized translatome of Purkinje neurons.2014
Author(s)
Kratz A, Beguin P, Kaneko M, Chimura T, Suzuki AM, Matsunaga A, Kato S, Bertin N, Lassmann T, Vigot R, Carninci P, Plessy C, Launey T
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Journal Title
Genome Research
Volume: 24
Pages: 1396-410
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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