2015 Fiscal Year Annual Research Report
埋立処分場浸出水処理のための廉価・高効率システムの研究
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13F03736
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
李 玉友 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30201106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HE SHILONG 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 環境技術 / 土木環境システム / 浸出水処理 / 窒素除去 / 硝化 / Anammox / 阻害 |
Outline of Annual Research Achievements |
廃棄物の最終処分施設として埋立処分場が環境保全上の重要な役割を果たしている。しかし、埋立処分場で発生する浸出水には高濃度の有機物の他に、窒素や難分解性物質も含むので、そのすべての汚濁物質を効率よく浄化処理するために新しい技術の開発が求められている。近年、水処理技術の進歩により、様々な新しいユニットプロセスが提案されている。本研究は、嫌気性生物反応槽による有機物の除去、SHARONとANAMMOXによる窒素除去のプロセスを組み合わせることによって、埋立処分場浸出水を効率よく処理する新しい排水浄化システムを確立しようとする技術開発である。 平成27年度は、浸出水のようなC/N比の低い排水に対応した省エネルギー型の新たな窒素除去方法として、Anammox反応を利用することを目指して関連の研究進展をレビューして総説論文を英文誌「Water, Air, and Soil Pollution」に掲載したとともに、Anammox反応に対すpHショックの影響に関する実験的研究を行った。pHを9.0から7.0に変えて僅か1日の運転でアンモニアおよびTN除去率はそれぞれ急激手に低下した。その後除去率の回復は数ヶ月長期間を要した。また、Anammox阻害の主な原因はFAとFNA濃度の増加によるもので、FAとFNA濃度をそれぞれ15mg/L と15 μg/L以下に制御する必要があることを把握した。関連の成果を英文誌「Ecological Engineering」に発表した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)