2014 Fiscal Year Annual Research Report
世界アート都市の研究:東京・横浜都市圏を事例として
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13F03773
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
町村 敬志 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (00173774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MORGNER Christian 一橋大学, 大学院社会学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 社会学 / 文化政策 / 文化産業 / 世界都市 / 世界アート都市 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、東京・横浜地域におけるアート創造の社会的・文化的・経済的基盤を、国際的な比較の視点を取り入れながら探究することを、基本的な課題としている。具体的には、東京・横浜地区のアート事情とその社会的基盤、資料保存状況を具体的に解明するため、アートや文化の活動を支援する組織・機関の全体像を資料を用いて明らかにするとともに、それらの担い手のライフヒストリーやそこから生まれる創造性の背景を検討することをめざす。 第2年目に当たる2014年度については、東京・横浜地区のアート・文化を支える社会的ネットワークを明らかにするため、アーティストやプロデューサーなどアート関係者に対して、資料収集と聴き取り調査を実施した。これらの記録についてはリスト化するとともに、既存の文化産業に関する資料との照合作業を行った。 この過程で、アート活動の背景には、それを支える外面的な支援やサービス提供の基盤のほか、いわば「水面下」ともいえるアンダーグラウンドな連関のネットワークが存在しており、それらの厚みがアート活動の質を支えていることがしだいに明らかになってきた。これらの作業に関する中間的な分析報告を、2014年7月に世界社会学会議(パシフィコ横浜)において行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した目的・実施計画と照らし合わせ、資料収集・先行研究の検討などは順調に進んだ。またその成果を踏まえ、東京・横浜地区でのアート関係者からの聴き取り作業も着実に進めることができた。途中経過の報告についても国際会議において1度実施をすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
第1に、東京・横浜地区におけるアート関係者からの聴き取りについて、残りの作業を継続し、データの集約整理を行う。その上で、第2に、都市のアートシーンとの連関について、事例を定めた上での分析作業を進める。これをもとに、世界的なアート都市形成の基盤についての分析枠組みを構築することをめざす。
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Research Products
(1 results)